【用語集】SWOT分析

2023-02-04 10:00用語集

SWOT分析とは？

SWOT分析は、企業の内部環境や外部環境を整理するためのフレームワークです。

自社の内部環境としての強み（Strengths）、弱み（Weaknesses）、外部環境に対する機会（Opportunities）、脅威（Threats）を相互に関連づけて理解し、整理していきます。

自社の強み（Strengths）と弱み（Weaknesses）を明らかにするためには、組織が所有するリソースや能力を客観的かつ詳細に評価する必要があります。

強みとなるリソースや能力とは、その企業が相対的に優れている領域や、競合他社と比べて優位にある点を指します。

一方、弱みとは自社が向き合う課題や改善すべき領域を指します。

弱みを適切に認識し、それを改善することで競争劣位を回避し、更に強みを活かすことが求められます。

Opportunities（機会）とThreats（脅威）の分析では、自社が置かれている市場や業界全体のトレンドを鑑み、今後起こり得る事象を予測し積極的に取り組むべき点や防ぐべきリスクを洗い出します。

機会は、新たな成長市場の発見、技術進歩による新サービスの提供可能性、規制緩和による新市場への参入などがあります。

逆に脅威とは、競合他社の活動の激化、技術の進歩による競争環境の変化、法規制の変更など自社のビジネスにネガティブな影響を及ぼす可能性のある要素を指します。

以上SWOT分析の概要についてご紹介しました。

SWOTの良いところは、すぐに強み、弱み、機会、脅威の"整理"ができることです。

一方で、あくまで整理に留まる話であり、戦略構想とは似て非なるものです。

SWOT分析を通し、筋の良い戦略は出てくることはめったになく、戦略コンサルティングファームではSWOT分析は活用されていません。

そのため、これらはあくまで整理学の一部として理解したうえで、作業を行っていくことをお勧めします。